日本語で成果の出たキーワードを辞書どおりに翻訳しても、海外で同じように検索されるとは限りません。サービス名、業界用語、地域名、料金の尋ね方は市場ごとに異なります。翻訳前に検索意図を分解し、現地の検索結果で検証します。
最初に商品ではなく検索する人を決める
同じ『英語学校』でも、留学生本人、海外の保護者、移住後の社会人では検索する言葉と必要な情報が変わります。国、都市、顧客属性、検討段階を一つの文にしてから候補語を集めます。
既存の問い合わせ、サイト内検索、営業メモ、レビューから顧客自身の表現を拾います。社内の正式名称だけで候補を作ると、一般利用者の言葉を逃します。
候補語ごとに現地の検索結果を見る
検索結果の上位が比較記事、地図、商品一覧、予約ページのどれかを確認します。自社がサービスページを作りたいのに、検索結果が情報記事ばかりなら、意図に合う別ページが必要です。
同じ言語でも豪州と米国では綴り、資格、価格表記、地域名が異なります。検索地点と言語設定を記録し、結果を再現できるようにします。
- 検索結果のページ種類と見出しを記録する
- 関連質問とサジェストから不安・比較軸を集める
- 地図結果が強い語は地域ページとBusiness Profileをセットで考える
直訳語と現地語をページ対応表へまとめる
表には原文のテーマ、直訳候補、現地で使われる候補、検索意図、作るページ、CTAを並べます。一つの日本語ページに複数の意図が混ざっている場合は、翻訳版で分割する判断も必要です。
逆に、原文では別ページでも現地では同じ意図なら統合を検討します。hreflangは対応するページ同士を結ぶため、内容の対応関係を崩す場合はタグ設計も合わせて見直します。
小さな市場では件数より商談価値で優先する
検索数が少なくても、料金、予約、見積、地域名を含む語は意思決定に近いことがあります。ボリュームだけでなく、既存顧客単価、提供可能地域、問い合わせ対応言語を点数化します。
公開後は実際に表示されたクエリをSearch Consoleで確認し、現地の言い方へタイトルとFAQを更新します。最初の調査を正解とせず、実データで育てます。
実行前に押さえる要点
- 国・顧客・検討段階を決め、問い合わせやレビューから顧客の言葉を集める。
- 現地SERPのページ種類を確認し、直訳語ではなく検索意図へページを合わせる。
- 検索量だけでなく商談価値と対応可能性で優先し、公開後の実クエリで更新する。