多言語サイトは、ただ翻訳するだけでは成果につながりません。最初に決めるべきなのは「誰に届けるか」「どのページを届けるか」「公開後にどう更新するか」の3点です。
1. 最初の対象言語
英語以外の顧客に届けたい場合でも、いきなり全言語に広げる必要はありません。店舗の立地、既存顧客の属性、問い合わせの多い国や地域、Googleビジネスプロフィールの検索語句を見ながら、効果の高い言語から始めるのが現実的です。
シドニーの店舗やサービスでは、中国語、韓国語、日本語、ベトナム語、ヒンディー語などが候補になります。ただし、業種や商圏によって優先順位は変わります。観光客を狙うのか、近隣住民を狙うのか、留学生や海外の家族を狙うのかを先に分けると判断しやすくなります。
2. 優先して翻訳するページ
トップページ、サービス紹介、料金、アクセス、FAQ、予約・問い合わせページは、多くの業種で優先度が高いページです。まず意思決定に必要な情報を翻訳し、その後に事例、ブログ、細かなサポートページへ広げていくと運用しやすくなります。
- 来店や問い合わせの前に必ず読まれるページから始める。
- 料金、予約、アクセス、営業時間など、不安を減らす情報を優先する。
- 翻訳後に更新が多いページは、更新ルールも同時に決める。
3. 更新のルール
営業時間、メニュー、料金、イベント情報が変わる業種では、公開後の更新ルールが重要です。誰が変更内容を共有し、いつ翻訳へ反映し、どのページを確認するかを決めておくと、多言語ページが古くなるリスクを減らせます。
更新頻度が高い場合は、最初からすべてのページを翻訳するよりも、問い合わせや予約に直結するページを小さく公開し、運用が回ることを確認してから広げるほうが安定します。
小さく始める判断基準
最初の公開範囲は、対象言語1〜2言語、主要ページ5〜8ページ程度でも十分です。大切なのは、検索されるURL、自然な本文、問い合わせにつながる導線を用意し、公開後に更新できる状態にしておくことです。