Shopifyは市場ごとのドメイン・言語・通貨と国際SEO機能を備えていますが、すべての項目や外部アプリが同じ範囲で翻訳できるわけではありません。商品を一件登録して、検索から注文確認まで代表フローを検証します。
市場・言語・URLをセットで設計する
Shopify Marketsではサブフォルダ、サブドメイン、国別ドメインを市場へ割り当てられます。言語を公開すると言語別URLが作られ、設定に応じてhreflang、canonical、サイトマップが生成されます。
同じ英語でも豪州、米国、英国で価格、配送、返品、綴りが異なる場合は市場別内容を検討します。言語と市場を一対一だと決めつけないことが重要です。
商品だけでなくSEO項目とテーマを翻訳する
商品名、説明、バリエーション、コレクション、ページ、ブログ、メニュー、テーマ文言を確認します。独自に設定したmeta titleとdescription、URLスラッグも翻訳対象です。ただしURLスラッグの訳はその言語を表示する全市場で共通になり、市場別には変えられません。また/products/など固定のルート部分は翻訳できず、商品・記事タグも翻訳対象外です。
画像内文字、サイズ表、成分、PDF、altを別に管理します。商品説明だけ翻訳して重要情報が画像へ残らないようにします。
通貨・税・配送・チェックアウトを実注文で試す
表示通貨、丸め、税表示、配送可能国、住所形式、電話番号、割引、返品条件を市場ごとに確認します。Shopifyはチェックアウトなどに33言語の事前翻訳を用意しており、それ以外の言語や追加の翻訳調整には互換性のあるアプリなどが必要です。テーマと外部アプリの対応も含めてテスト注文を行います。
注文確認メール、配送通知、返金、アカウント画面、サポート返信も購入体験の一部です。途中で言語や通貨が変わる場所を記録します。
- 商品・コレクション・SEOメタ・URL
- 価格・通貨・税・配送・返品
- カート・チェックアウト・確認メール
- レビュー・検索・定期購入など外部アプリ
自動SEO設定の重複と市場停止時を確認する
Shopifyが自動生成するhreflangやcanonicalと、テーマ・アプリが追加するタグが重複しないようにします。自動機能を無効にする場合は代替実装を先に用意します。
市場や言語を停止したとき、サブフォルダURLが404になる場合があります。廃止前にリダイレクト、サイトマップ、広告リンク、外部リンクを計画します。
実行前に押さえる要点
- 市場・言語・URL・通貨をセットで設計し、同じ言語の地域差も分けて考える。
- 商品本文だけでなくSEO項目、テーマ、画像、メール、外部アプリを確認する。
- テスト注文と市場停止テストを行い、自動SEOタグの重複と404を防ぐ。