観光客と多言語住民が多いシドニーでは、検索、地図、メニュー、予約、店頭の情報が別々の言語・価格にならない運用が重要です。特にアレルゲン情報は翻訳だけで判断せず、店舗の正確な原材料情報と結びます。
来店前・注文時・来店後の情報を分ける
来店前には料理の種類、価格帯、所在地、営業時間、予約、食事要件への対応可否が必要です。注文時には料理名、主な材料、量、辛さ、選択肢、価格、アレルゲン確認方法が重要になります。
すべてを一枚のメニューへ詰めず、検索用の店舗ページ、読みやすいWebメニュー、店頭・卓上表示、予約確認へ役割を分けます。言語を切り替えても同じ店舗・日時・人数を保てるようにします。
料理名は固有名を残し、短い説明を添える
固有の料理名を直訳で別料理のように見せず、原語名や読みを残した上で、調理法、主要食材、味、量を短く説明します。文化的な背景は必要な場合だけ補足し、宣伝表現より注文判断を優先します。
価格、税・追加料金、セット条件、サイズ、売り切れ表示を全言語で同時に更新します。日替わり商品は翻訳待ちで古い情報が残らないよう、非表示や共通テンプレートの運用を決めます。
アレルゲンは厨房の原材料台帳から確認する
NSW Food Authorityは、食品事業者にアレルゲンを管理し、食品の形態に応じて表示または求められたときに情報提供する責任があると案内しています。翻訳メニューは厨房のレシピ・仕入れ情報と一致させ、推測で「含まない」と表現しません。
必要なアレルゲン名を用語集で固定し、レシピや仕入先が変わったら全言語版を更新します。スタッフが質問を受けたときの確認手順、交差接触を含む回答範囲、責任者への連絡方法も揃えます。
- 原材料・仕入先・レシピとメニュー項目の対応
- 共通アレルゲン名と対象言語の確認済み訳語
- 変更時にWeb、PDF、印刷、予約画面を止める手順
- スタッフが回答できない場合のエスカレーション
Webを正本にして地図・QR・PDFをつなぐ
スマートフォンで拡大せず読めるWebメニューを正本とし、QRコード、Googleビジネスプロフィール、予約サービスから同じURLへ案内します。PDFを併用する場合は言語、更新日、容量を示し、画像だけのPDFに依存しません。
公開前に店内の照明と通信環境でQRを試し、言語切替、読み込み、価格、予約、電話を確認します。閲覧数だけでなく、予約開始、完了、電話、人気言語、質問内容を見て改善します。
実行前に押さえる要点
- 料理名には主要食材・調理法・味・量の短い説明を添え、価格条件を全言語で揃える。
- アレルゲン情報は翻訳者の推測ではなく、厨房の原材料・レシピ台帳から確認する。
- Webメニューを正本にし、Googleマップ、QR、PDF、予約を同じ更新フローへつなぐ。