翻訳の質を担保するために必須の「翻訳用語集」とは?
ページを外国語で書き換えたい時、最初に思いつくのが自動翻訳。手軽なツールとして広く浸透している自動翻訳ですが、メニューやブランド名など、「本来の言い回しを保ちたい単語もそのまま訳されてしまう」という難点もあります。これを防ぐために必要なのが、「翻訳用語集」。この記事では、翻訳用語集とは何か、そして、それをどのような場面で使うのか解説します。
翻訳用語集とは、翻訳するときに守るべきルールをまとめたものです。元言語のまま残す単語や、固定の訳し方をする単語が定められています。これによって、人が訳す場合も、自動翻訳を使う場合も、表記揺れを抑えることができ、翻訳の質を担保することができます。
元言語のまま残す単語の例
日本語のままで通じる料理名やブランド名など、訳さない方が意味が伝わりやすい言葉は、あえて元言語のまま残すことがあります。飲食店であれば、次のような言葉です。
- おまかせ → Omakase
- 天ぷら → Tempura
- 和牛 → Wagyu
これらを別言語に置き換えることで、かえって意味が伝わらなくなるということも少なくありません。翻訳用語集では、こうした「訳さない言葉」を先に決めておきます。
固定の訳し方をする単語の例
顧客にとってわかりやすいサイト運営のために、商品名など、訳し方を固定すべき単語も存在します。地域によって意味が変わる単語や、一つの意味でも様々な呼び方がある単語の場合、表記揺れが起こりやすくなるためです。例えば、アパレルのECサイトでは、次のようなものが該当します。
- ベスト → vest(米)/ waistcoat(英)
- 在庫切れ → out of stock / sold out
ページごとに訳が違うと、同じものを指しているのか、違うものを指しているのかがわからず、顧客の混乱につながる可能性が高まります。固定の訳し方を翻訳用語集にまとめておくことで、どのページでも表記を統一することができ、わかりやすいサイトの運営に繋がります。
totioの取り組み
翻訳用語集を用意する場合は、訳さない固有名詞、製品名、統一したい用語を整理します。実際に用語集をどう扱うかは、原稿や依頼範囲を確認したうえで相談してください。